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別名クラックプリントはインクを割るから自然。
古着屋で販売されているヴィンテージTシャツはプリント部分が自然と落ち、とても格好の良い劣化ができていますが、ひび割れプリントならその劣化が新品のTシャツでも再現することができます。
ひび割れプリントとは
プリント部分にひびが入り、ヴィンテージ加工ができる特殊なプリント方法で、ひび割れプリントであれば自然な劣化を表現することが可能です。また、自身で割れを入れることも。劣化具合を楽しむことができるプリント方法です。
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基本情報
特性 | 最低 版数 |
濃色 印刷 |
細部 表現 |
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水性 | 1〜上限無し | 可能 | △ |
価格帯 | 短納期 対応 |
最大サイズ (mm) |
生地種別 |
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中 | △ | 通常版:320×360 最大版:380×480 |
綿 :◯ ポリ :◯ ナイロン:× |
印刷して乾燥後に、プリント部分と生地を引っ張ることによりインクにヒビが入ります。
生地の伸びる方向で割れ方が決まるので、基本的には縦方向をメインにひび割れができます。生地が伸びないとひび割れ加工ができません。
綿素材でもシーチングのトートバッグや、キャンバストートバッグなどは生地が伸びないので加工できません。Tシャツやパーカーなどは問題なくできます。
ひび割れ独自の自然なヴィンテージ感
ひび割れプリントの最大の特徴は、プリント部分を手で割るところ。手作業によってひび割れを入れることにより、割れ方も自然で年月の経過によってできた劣化のようなTシャツにすることができます。ひびの入り方は個体差があり、自分好みのものを選べるのも魅力ですね。
自分でひび加工ができる
ひび割れプリント特有の面白いところは、自分でもヒビ加工ができるところです。
基本的にはヒビ加工をしてお届けしますが、もう少しこの部分を割れさせたいや、もっとヴィンテージ感を出すために擦るなど、自分好みの加工ができます。
ただ、あまり加工しすぎるとプリントの劣化が早まってしまうので注意は必要です。
くわしくはひび割れプリントの問題点で記載します。
ひび割れプリントの問題点
プリント面が割れる特殊なインクを使用してプリント部分を割っているので、ラバープリントなどに比べると堅牢度はあまり良くありません。割れの具合が細かく、多いほどインクが剥がれやすくなります。すべてが剥がれ落ちてプリントが無かったことになってしまうと言うことはありませんが、徐々にインクの部分は剥がれれ行きます。
問題点の解決方法
手洗い洗濯が劣化を遅くする一番の方法です。プリント面をあまりこすらずに手洗いしてください。洗濯機に入れる場合は、ドライコースでプリント面を裏側にしてネットに入れてください。手洗いやドライコースで洗うのが大変な場合は、裏面にしてネットに入れるだけでも劣化速度は弱まります。
ドライコースの正しい洗濯方法とは?
洗濯機の「ドライコース(手洗いコース)」、使っていますか?
インクが剥がれないようにするにはプリント方法を変える手段もあります。
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ダメージプリントにする ひび割れが入っていませんが、インクが掠れたプリントができます。インク自体はラバープリントになりますので、ひび割れのような劣化が起きることはありません。 |
カスレプリントにする ホシミプリントワークス独自の手法でカスレプリントがあります。こちらもインク自体はラバープリントですので、インクが剥がれる心配はありません。 カスレプリントに関する記事は |
ヴィンテージ具合を楽しもう
ヴィンテージTシャツは長い年月をかけて劣化したものが魅力ですが、ひび割れTシャツはその劣化を新品でできるのが特徴。
1つのTシャツを末長く大事に着るよりも、ヴィンテージ具合や劣化を楽しみ、自分好みのヴィンテージをつくることができるプリント方法です。
プリントの発色性
インクの発色自体はきれいですが、洗濯や年月による風化が出てくるため徐々に発色は落ちて行きます。最終的には生地にインクがうっすらと付いているような風合いになります。
印刷可能な最小サイズ
細かいプリントには向いていません。細かければ細かいほどプリントが剥がれやすくなります。ある程度プリント部分は多め、太めにした方が良いです。
特徴を活かしたデザイン
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ひび割れ+箔プリント 箔転写にひび割れ加工を施しました。箔転写やラバープリント(白部分)とも合わせることができます。 箔プリントはシルクスクリーンで表現できない光沢感が出せる印刷 |
亀甲風ひび割れ加工 ひび割れ加工は縦方向のひびが基本ですが、横方向に対しても加工することにより亀甲風の加工にすることができます。 |
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ひび割れプリント+金プリント ほかのインクとも合わせることができます。今回は金インクですが、ラバーインクなどもできます。ラバープリントに関する記事は 【Tシャツプリントの基本】ラバープリントの印刷方法や注意点 |
ひび割れ多色 ひび割れインクを多色使用することもできます。 |
プリントのメリット・デメリット
メリット | 新品でもヴィンテージが表現できる 自分でひび割れを入れることができる |
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デメリット | ラバープリントよりもプリント寿命が短い引っ張りすぎるとプリント部分が歪んでしまう。ひび割れが多いとインクが剥がれやすくなる 伸縮性の無い生地だとひび加工ができない。 |
プリントのまとめ
- 手作業でひび加工をするため、自然な劣化が楽しめる
- 新品でも古着のダメージができる
- ラバープリントよりも剥がれやすい
- 洗濯や着用によりインクが劣化していく
新品だけどヴィンテージ。自然なひび割れ具合を表現できるひび割れプリントは簡単にヴィンテージ加工ができる反面、プリント部分が剥がれやすいのも特徴。
生産前のサンプル作成や実物プリントサンプルも弊社展示室にて実際に手に取って見ていただくこともできますので、メールまたはお電話にてご連絡ください。
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