人目を引くイラストTシャツのデザインとは？

自分が描いたイラストをTシャツにする楽しさ・面白さ

「自分だけのオリジナルなTシャツがつくりたい」という方は近年、増加傾向にあり、市販品ではないデザインのTシャツは多くの方に愛用されています。ただ、独自のTシャツを作成したいという場合でも、「自分はデザインできないから無理では」とあきらめてしまっている方も多く見受けられます。そうした方におすすめなのがイラストTシャツです。自身の描いたイラストであれば、オリジナリティにプラスしてユーモアのセンスをアピールすることもできるでしょう。

自分の描いたイラストがTシャツになることの魅力

Tシャツはシンプルなつくりながら“色んな顔”を持つ洋服であり、デザインや色、サイズ感などによってその表情を変えます。特にプリントTシャツの場合は、貼りつけるデザインに次第でその印象が様変わりするから不思議なものです。近年の技術では自身が描いたイラストを簡単にTシャツとして作成することができるので、思いつきで描いたイラストをTシャツとして楽しむこともおすすめの手法と言えます。

特に絵のセンスがある人であれば、自分の好きなキャラクターや友だち、ペットなどをイラスト化して、出来映えがよかったものをTシャツにプリントすることも簡単にできるでしょう。自らのクリエイティビティを周囲に表現する意味でもTシャツは非常に便利なアイテムであり、着るだけで自身を広告塔とすることができます。

「そのTシャツかわいいね」「面白いデザインだね」と褒められるなど、それだけで周囲に簡単に絵のセンスを認めてもらえるでしょう。デザイナーやイラストレイターなどを目指している方であれば、そうしたTシャツデザインによる遊びから仕事につながるなどの可能性も十分にあり得るでしょう。

「クオリティ」「わかりやすさ」「意外性」がポイント

自身が描いたイラストでも十分に存在感を示すことができるTシャツですが、実際にどんなイラストだと周囲により大きなインパクトを与えられるのでしょうか。第一に気を配るべきなのは、「クオリティ」です。肖像画のように精密に描こうが、シンプルに描こうが、誰もがあっと驚く上手さがあれば、必ず周囲の目を引くことができるでしょう。反対に低クオリティだとイラストTシャツを着ていても映えないので注意しましょう。

次に重要なのは「わかりやすさ」です。どんなに上手に描かれているイラストでも、それが周囲から何かを認知されないと注目には値しない可能性があります。そのため、一見して何が描かれているかわかりにくいイラストの場合は、セリフや補足する文言を一緒に加えることで視認性を高めることができるでしょう。

最後は「意外性」です。たとえば、いつものビシッと決まった格好の人が急にかわいいイラストの入ったTシャツを着てきたら確実に目を引くでしょう。ただ、それが「ダサい」という風にならないような絶妙な抜け感を演出できるように工夫することが大前提です。着こなしのセンスが最大限に問われますが、個性を演出する意味では一風変わったイラストで勝負するのもアリでしょう。

2chではアスキーアートをTシャツする文化も

描くイラスト1つによって無地だったTシャツが面白くも、かっこよくも、かわいくも、お茶目にもなるという点でイラストTシャツには無限の可能性を秘めていると言っても過言ではありません。従って周囲をあっと驚かせたいのであれば、まずはどんなTシャツにすれば目を引けるのかという点に発想を働かせましょう。

2008年、当時の首相だった福田康夫氏が退陣記者会見の際に「あなたとは違うんです」と発言したことを記憶している方も多いかと思いますが、某巨大掲示板2chでは即座にその発言がアスキーアートになりました。そして、そのあまりにも秀逸な出来が評判になり、ついには「あなたとは違うんですTシャツ」まで発売されるという珍事がありました。

福田元首相のケースは単なる一例にすぎませんが、現在ではちょっとしたアイデアをイラスト化するだけで、それをすぐに洋服にできる技術があります。2chのアスキーアートをTシャツにする文化に倣うわけではありませんが、Tシャツづくりはちょっとした発想があればすぐに取り組めるのです。だからこそ、面白いアイデアをお持ちの方は、その考えを活かしたTシャツを作成してみてはいかがでしょうか。